友人


友人

いつか、また会おう


友人の命日が、もうすぐ近づいてくる。

26才で、とつぜん他界した彼は
私に『生きる』とは何かを、深く…深く考える機会を与えてくださいました。

「じゃあね」も「またね」も「今度ね」も通用しない。
全てが一期一会で、今生の別れのようなものだと知りました。

お通夜で実家へあがらせていただいた私は、驚いてしまいました。

遺灰の向こうには、真っ白に光り輝く友人が立っていたのだから。

彼の周りには、光り輝く天使のような方々が、たくさんいらっしゃって

彼の後ろには、天高く続く光の道が真っすぐに、上へ上へと向かって延びていました。

「道に迷わないよう、お迎えがきてくれているんだね」
「すぐにでも天国へ旅立てる用意はできてるんだね」

それが解り感じとれて、喜ばしくもあり、刹那くもありました。

友人のことが観えても話せても、涙はとめどなく流れて…溢れて。

頭ではわかっていても、感情が追いつけない、私がいました。

『もう、泣かないで』って、優しい笑顔と少し困った顔で言ってくれる彼に

「心良く見送ってあげなきゃ」って、自分を勇めた。

『頼みたいことがあるんだ…』

母親の顔を寂しげに見ながら、友人は言いました。

『家族にメッセージを伝えてほしい』

…涙で顔がクシャクシャな私。

まだ、心は動揺していて
声もしどろもどろで、巧く話せるかなんてわからない。

「気が動転しているから、また次の機会に」
…なんて、甘えたことは言えない。

ご子息様が亡くなられて間もないご家族様へ、
初対面の私が彼からのメッセージを伝えることは
計り知れない悲しみの中にいるかたにとって無礼にあたるかもしれない。

気が狂れていると思われても、怒鳴られたとしてもしかたない。

でも、チャンスは今しかない。時を逃したくない。

自身の心を奮い立たせ、ご家族様へ事情を説明し

傍らで友人が語る最後のメッセージを、
聞き漏らさぬよう一語一句、ご家族様へ届けさせていただきました。

ご家族様は、優しく私の言葉に耳を傾け、
心深い愛情をもって涙ながらに受け取ってくださいました。

ふと…
前世でも同じようなことをしていた、と記憶がよぎりました。

立ち向かうしかない。
歩き続けるしかない。

されど培った経験は、チカラとなり、実となり、糧となり
多くを潤す水となりて、泉となりて、大海原となりて、多くの方の救いとなれますように。

『いつか、また会おう』
私も生き抜いてゆけるよう、力強く見護っていてください。

ご家族様におかれましては、今でも本当に「感謝」しか言いようがありません。
「ありがとうございます!」 また、会いに伺います。

霊視スピリチュアルカウンセリングでは、天国の愛する方とお話したいとのご依頼が多くよせられます。

天国の愛する方々にとって「あなたが笑顔で生きてくださる」ことが一番の願いなのです。

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