『みえる世界 みえない世界、両方の智恵を得て賢く生きる』
祖母が伝えてくれた言葉です。
あなたは人に見えないものが視えて、聞こえて、話すこともできて・・とっても苦労する人生かもしれない。できることなら辛さを変わってあげたいけど、それも難しいから・・誰にも負けないくらい、いっぱい学びなさい。人を助けられるくらい逞ましい大人になれるからね。
孫の未来を案じ、涙ながらに強く抱きしめてくれた。その胸は、とても暖かった。
当時を振り返ると、過酷な子ども時代でした。
たくさんの御霊様が昼夜問わず私の元にやってきては、さまざま悩み事を対処してゆく日々。人の師匠がいた訳ではなく、倒れ、寝込み、気絶し、疲労しながら霊的面の実経験を積んで体得してゆく・・むろん、休める日はありませんでした。
類いまれな才能を活かしたいから、その子を養子に譲ってほしいと訪問してくる人達。周囲の好奇な眼差しはいつも心を痛めた。人様から頼られ、御霊様から頼られ、私自身が頼れる人はほぼ無く、それならば強く生きてゆこうと一人立ちを決意した子ども時代でした。
もしも今、あなたが大変な時期を過ごしているなら。暗やみを彷徨うような悩みの渦中にいる時ほど、周りを見渡してください。
そして、気づけますように。差し伸べられる、温かな手を。優しい眼差しを。思いやりの言葉を。
差し伸べられた希望に手を伸ばしたとき、あなた自身があなたを救いだす光となる。
あなたが培ってきた経験は、未来に出会う大切な人を助ける力と成ります、きっと。
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